世界的に物価が上昇している。原油の高止まりやコロナによる輸送停滞、金融緩和など様々な要因が解決されない限り、当面は上昇が続きそうだ。インフレに備えるにはどうしたらいいのか。
インフレとは現金の価値が下がるということ。では現金の代わりに何で持っていたらいいのか。株は先日のブログにも書いたが、日経平均株価と物価は連動しないことがわかった。
では「物価連動国債」は、どうだろう?文字通り物価と連動して価格上昇してくれるのだろうか?もし連動するなら買っておきたいが、現在(2022年2月)は、日本の物価連動国債は個人は買うことができない。なので、米国に似たようなものがないか目を向けてみると、物価連動国債のETFが二つNYSEに上場していた。
- バンガード・米国短期インフレ連動債ETF (VTIP)
- iシェアーズベイコク物価連動国債ETF (TIPS)
この二つのETFは、果たしてどのくらい物価と連動しているのか、チャートにしてみた。上昇率を比較しやすくするために、2012年11月を100として指数化した。

価格だけ見ると、どちらも物価の上昇スピードに全然追いつけてない。でも、この二つのETFはどちらも分配金が出る。それを合わせて具体的に計算してみた。
例えば、TIPSを2012年11月の終値122.91ドルで購入し、2022年1月末の終値122.95ドルで売ったとする。この間の分配金を足し上げると、20.057ドルになるので、合計すると143.007ドル。買った時の116%になったことになる。
一方のVTIPは、2012年11月終値50.14ドルに対し、2022年1月終値51.06ドルでこの間の分配金合計金額6.738ドルを足すと57.798ドルになるので、115%になったことになる。先程のグラフで、この間の物価上昇率を見ると121%なので、分配金を足しても、物価上昇率には追い付いていけてない。ただ、この間にETFを買わず、現金のままで持ってたら、まったく増えてないので現金で持っておくよりはよい。
バンガード・米国短期インフレ連動債ETF (VTIP)のヒストリカルデータははこちら
iシェアーズベイコク物価連動国債ETF (TIPS)のヒストリカルデータはこちら


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