介護をしていると介護の暗い面にばかり目がいき、介護のない人を羨ましく思ってしまう。ネガティブな感情に時間を費やしたくないので、介護することにより享受しているメリットも探すことにした。介護することのメリットとデメリットを洗い出し、どっちが大きいのか比べてみたくなった。希望としては、意外にメリットが大きいことに気づき、悲観的な感情を消したい。
介護することで享受しているメリット
- 人が老化する過程を身近で観察することで、さまざまな気づきが得られ、自分の人生プランに活かせたこと。具体的には、以下の通り。
- 老化は寿命の数十年前から始まる。人生が80年以上あると思って、やりたいことを後ろ倒しにしてはいけない。父は60代から人工透析を受けるようになり、2泊以上の旅行はできなくなった。母は70代から脚が弱り、遠出できなくなった。のんびり構えていてはいけない。旅行や趣味、やりたいことはすぐ実行すべきだ。
- 白内障の手術は認知症を発症する前に受けた方がいい。認知症になったら、術後の投薬管理ができない。白内障のほかにも、時期を選べる手術は早めにしておいた方が良いと思った。
- 認知症になったら複雑なことが理解できなくなる。ATMの使い方すらわからなくなるので、それより複雑なことはしない方がいい。現時点でよく理解できないIDECOや仮想通貨はやらない方がいい。今理解できないなら、老後換金できないかもしれない。写真やメモもデータ化すると後で取り出し方が分からなくなってしまうので、大切なものは紙で残した方がいい。
- 認知症になったら思い出の品や写真を見ても思い出せないので、思い出の品は捨てていい。
- 一人で暮らしているより寂しさを感じないですんでいる。
- 生活費を被介護者と折半できた。一人暮らしするよりどのくらい減らせたか、ざっと試算してみると、父の介護時で288万(月間3万×12ヶ月x8年)、母の介護時で240万円(月間2万×12ヶ月x10年)、合計500万円位。
- 介護しているため、会社から在宅勤務が許容された。今後、仕事で嫌なことがあったら、介護休暇を使って数ヶ月仕事を離れることができると思うと気が楽だ。
- 今後、自宅用介護用品のアイデアが湧き、マネタイズできたり、介護者の会で他の介護者や介護関係の仕事の人たちと出会えたことが、何かのビジネスや友情に発展するかもしれない。
介護することで被るデメリット
- 介護はとにかく時間が取られる。食事や着替え、投薬、入浴、トイレなど介助がどんどん増えていく。さらに認知症があると、同じ会話や質問に何度も答えなくてはならなかったり、家事の失敗や奇行の対応に追われる。ただでさえ、自分の健康寿命がそう長く残されていないのに、多くの時間を奪われてしまう。
- 旅行や、外泊、外出ができない。被介護者を家に一人残してしまうと何が起こるかわからない。家を空ける時は事前に代わりに世話する人に依頼しないとならず、急な予定も入れられない。
- 結婚ができない。被介護者を残して家を出ることができない。逆に相手に自分の家に被介護者と一緒に住んでもらうのも、相手も被介護者も嫌がるのでできない。結婚できないと、非婚のデメリットも追加される。
介護のメリットとデメリットの比較
介護のメリットとデメリットを洗い出してみると、やはりデメリットの方が大きい。介護のネガティブ感情から解放されるには、各デメリットの解決方法を見つけるしかない。


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