「清里」に行ってきた。天気も気候も良くて快適な日だった。
どこに旅行に行く時もそうなのだが、今回も「もし、ここに住んだらどんな感じだろう」と言う視点で観光してきた。
遠くに見える山々は絵葉書のように綺麗だった。空を遮る高い建物がなく、広い空が見える。ここに住んだら、天気予報の雨雲レーダーを見なくても、肉眼で見る空の様子から天候を読めそうだ。
駅の周りは、かつて流行の観光地だったので、通路もアスファルトで整備されており、建物も多い。1980年代に流行っていたメルヘンな店や建物がそのまま沢山残っている。だがほとんどの店は閉まっており、人がいない。
こんなに人が少ないと、この辺りで新たに店を出しても買いに来る人はほとんどないだろう。店が少ないと不便なので、新たにここに住もうと引っ越してくる人もほとんどいないだろう。
この辺りの不動産価格はとても下がっているのではないか?と思った。いくらくらいなのか見てみたかったが駅周辺には不動産屋さんが見当たらなかった。同じ避暑地でも数メートルおきに不動産屋がある軽井沢とは大違いだ。軽井沢も清里もどちらもこんなに景色が良くて、気候がよく、冬は雪が少なく、避暑地としての好条件が揃っているのに全然違う。
清里駅周辺の幾つもの建物に、「売り出し中」という看板が出ている。扱っている不動産屋名を見ると、どこも同じだ。この辺りの不動産は、一つの不動産屋が一手に引き受けているのだろうか?これでは、清里に物件が欲しいと思ったら、この不動産屋と取引するしかないので、売り手も買い手もこの不動産屋に従うしかない。物件価格もこの不動産屋がコントロールできる。不動産仲介手数料も競争が働かない。
軽井沢のように避暑地として発展しなかったのは、意外にもこの一軒の不動産屋のせいではないか?と思った。交通の便だとか、かつてのチャラチャラしたイメージのせいだとかマクロ的な理由が言われているけれど、私的にはこの一軒の不動産屋が原因として大きいのではと思った。
偶然、この不動産屋の前を通ったが、駐車場に外車が複数台泊まっていた。これだけ多くの物件が閉店状態のまま残っているということは、売買は頻繁に発生してないだろう。それでもこの外車を見ると、この不動産屋は利益が上がっているのかなと思った。少ない件数でも儲かるということは、不動産仲介手数料や高いか、高い管理料を設定しているか、仲介ではなく、一度買い取って、そこに金額を相当上乗せして新たな買主に売っており、割高かもしれない、と思った。
一軒しか不動産屋がないと、下手に相談して変な印象をつけるのも嫌だし、気軽に連絡しづらい。何となく、清里に住むのは避けようかな、という気になってくる。
清里は、気候や景色がよく、駅前も整備されてるのに、残念だと思った。もっと多くの不動産屋に参入して欲しい。


コメント
とても面白い観点からの観光ですね。参考になりました。あの不動産は不思議ですね。しかし、取引がないと手数料収入がないので、不動産事業も大変なはず。不動産さんも理不尽なやりすぎはやらないかも知れません。根深い何があるそうな感じはしますね。