経済的自由

お金

お金が沢山あると、お金がなくてできない、と諦めることが少なくなる。お金はいくらあれば大丈夫、といった線はないので、アンリミットに、常時増やすことを意識すればよい。

かつては、老後いくら必要なのだろうかと計算したことがある。その金額を貯めて、早く安心したかった。でもそれは計算できない。不確定要素が多すぎる。何歳まで生きるか、どんな生活がしたいか、いつまで健康か、インフレになるか、など、変数が多すぎる。変数をちょっと変えただけで必要額は大きく変わる。

必要額を算出したとしても、その額が貯まるまで、欲しいものや、やりたくない仕事を我慢すれば、自由が減る。必要額が高ければ、一生、経済的に自由になれないかもしれない。

経済的自由は、必要額以上のお金がないと手に入らないのかというと、そんなことはない。お金に対する考え方も重要だ。お金に自分の行動をコントロールされないという意識がないと、どんなにお金があっても経済的自由は手に入らない。

例えば、この店よりあの店の方が安い、今よりセール中に買った方が安いからと、今すぐ買わないのは、お金に行動をコントロールされている。安い「あの店」への移動や、セール中に再訪という行動を取らされる。

値段を見て買うかどうか決めるのも、お金にコントロールされている。値段と自分にとっての価値はイコールではない。原価や、希少性、マーケティング戦略によって高くなっている場合もある。原価も、希少性も、マーケティング戦略も、自分には関係ない。

値段にコントロールされないためには、値段を知らない方がいい。値段を見てしまうと、値段に引っ張られて、自分にとっての価値がわからなくなってしまう。

値段を見ないようにするには、お店やネットショップに行かない方がいい。商品と一緒に値段が目に入ってしまう。何か必要なものがあるときは、頭の中で理想の商品を描き、自分で値段をつけてみてから、商品を探し始めるのが良い。

例えば、テーブルが欲しいと思ったとする。PCと資料、コーヒーカップを置いてもスペースが十分余るほど大きく、床を掃除する時には力を入れなくてもスーッと移動させられる。テーブルの脚につまづいても怪我をしないように、脚はスチールでなく木製で角が丸い。テーブルの角に体があたっても痛くないよう角がない。地震時にはサッと潜れて、天井が落ちてきても耐えられる。ホルムアルデヒトを使っていない。不要になったら、自分一人でも処分できるくらい重量が軽い。この理想のテーブルは、私にとって30万円の価値がある。

ここまで決めてから、商品を探す。値段が目に入ってしまわないよう、店員さんに自分の希望を伝えて、紹介してもらうのが良い。なければオーダーメイドでも良い。

もし先に値段を知ってしまったら、忘れるのは難しい。そんな時は、もし自分が経済的に完全に自由だとしたら、それを買うか考えるとよい。経済的に自由な状態がわかりづらかったら、もし自分がイーロンマスクと同じくらい莫大な資産を持っているとしたら、と考えると想像しやすい。手頃な価格だから選んでしまっていないか、値段が高くなるからと、理想を諦めていないかが、わかる。

イーロンマスクほどの莫大な資産があり、何でも買えると思うと、買うものは厳選したくなる。不要なものや、希望を満たしていないものを所有すると、長期間にわたり不便を感じたり、無理やり使う機会を作って時間を無駄にしたりと、デメリットが多い。

何でも買えると思うと、買いたいと思えるものには、そう簡単には出会えない。生きるための必需品、資産になるもの以外で、お金を使いたい対象に出会えるとワクワクするが、それは数年に1回位しかない。そしてそれは、数千円や数百円といった安価なものだったりすることもある。

やみくもに商品と値段を見ていくと、買いたいものは無尽蔵に出てくる。期間限定品、値引き品、試し買いしやすい手頃な価格の商品が、巧みな宣伝コピー飾りとともに自分の目に入ってくる。でも自分が莫大な資産を持っており、いつでも買える思うと、惑わされなくなる。

経済的自由になるには、自分はすでにもう自由なんだと思ってしまうのが良い。何かを決断する際に、自分には莫大な資産があったとしても、そうするだろうか、と考えてみると、全く違った見え方になる。

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