結果から先に書くと、私の場合は、以下の二つで急に改善した。
① 弱酸性の次亜塩素酸水
② 弱酸性のセラミド入り化粧水
使い方は、入浴後、顔に①をスプレーし、②を塗る。これだけだ。
弱酸性の次亜塩素酸水は入浴後以外にも、かゆみを感じた時はすぐにシュッとスプレーした。するとすぐにムズムズした痒みが治まった。次第に痒くなること自体がなくなり、いつの間にか使わなくなった。弱酸性のセラミド入り化粧水は、肌の保湿目的で今でも使い続けている。
私が脂漏生皮膚炎になったきっかけ
私が脂漏性皮膚炎になったのは、目の治療のために、ステロイド目薬を使用し、洗顔を1週間ほど控えたためではないかと思っている。
最初は片目の充血と痛みだった。眼科に行ったが原因がわからず、ウィルス性結膜炎の可能性もあるし、単にアレルギーかもしれないと言われた。そして、アレルギーだった時のためにステロイド目薬と、ステロイドによる細菌感染を防ぐために抗菌目薬が処方された。ウィルス性結膜炎は薬がなく、感染力が強いので、もう片方の目に感染させないように注意してと言われた。
それから毎日処方された目薬を指しながら、もう片方の目に感染させないようにするために、洗顔を控えた。だが、1週間後に、もう片方の目も同じ症状が出てしまった。そして1週間ぶりに洗顔をしたら、肌がベタベタで、ザラザラだった。
ベタベタ感は、普通の皮脂とは明らかに違った。例えるならば、サーフボードに塗る固形ワックスの様だった。ザラザラするのはなぜだろうとよく見ると、毛穴に硬い角栓が沢山できていた。大きいものは2ミリ位毛穴から飛び出ていた。洗顔料で何度洗っても取れず、掌が顔の皮脂でベタベタになった。
皮膚科に行き、脂漏生皮膚炎と診断された。皮膚科で処方された薬を塗り続けるも、症状は進み、ベタベタざらざらに加えて、痒み、赤み、カサカサ、眉毛の抜け落ち、皮むけと様々な症状がでた。そこから、先の①と②に出会うまでの半年にわたって辛い日々を送った。
脂漏生皮膚炎の原因菌
脂漏生皮膚炎と診断されてから、ネットや書籍で情報収集した。脂漏性皮膚炎の原因はマラセチアというカビだ。マラセチアは、誰の顔にもおり、皮脂を栄養源とする。マラセチアが多少顔にいても問題ないが、増えすぎると肌に炎症を起こし、脂漏生皮膚炎を発症させる。
マラセチアがどうして私の顔で急増したのかというと、洗顔を1週間控えたことで、皮脂が増え、さらにステロイドの目薬を使っていたので、目からこぼれ落ちた薬剤が顔につき、マラセチアの増殖を加速したのではと思う。ステロイドは細菌への抵抗力を弱める副作用があるからだ。
保険治療では脂漏生皮膚炎は治りづらい
脂漏生皮膚炎の皮膚科での基本的な治療方法は、真菌薬を塗ってマラセチアの増殖を抑えながら、ステロイドでまずは一旦肌の炎症を抑え、真菌薬を塗ってマラセチアの増殖を抑制することだ。私も、最初はこの2種の塗り薬が処方された。ステロイドを使用すれば一時的に炎症は治るだろうと思ったが使わなかった。ステロイドは即効性はあるが、炎症の原因そのものを取り除かなかったら再発するだろうと思った。抗菌薬は使ってみたが、よくならなかった。別の皮膚科では亜鉛華軟膏が処方された。塗った箇所がものすごいベタついて白く目立ち、外に出るのが恥ずかしくなった。数日間は我慢して使ってみたが、一向によくならないので、やめた。ネットで調べても、どこの皮膚科も同じような治療法を紹介していたので、これが現在ある最適な治療方法なのだと信じた。
でも、この方法で治ったという体験談がネット上には見つからなかった。多くの皮膚科医や製薬会社のサイトで、脂漏生皮膚炎は慢性化しやすい、治療が長い、再発しやすく、完治が難しいと書かれていた。何年も治らず悩んでいる人のブログも複数見つけ、絶望した。
私は、現在の保険治療では四郎性皮膚炎は治せないと思った。
助けられた1件の体験ブログ
発症してから、毎日ネットで脂漏生皮膚炎が治ったと言う人を探し続けた。そして、とうとう1件だけ、完治した人のブログを見つけた(※脚注参照)。その人も、皮膚科治療から始まり、長い間ものすごく沢山の方法を試し、ようやく自分で治療方法を見つけたのだ。それが、弱酸性の次亜塩素酸水と、弱酸性のセラミド入り化粧水だ。
この二つを私も使おうと、Amazonや楽天で検索し、口コミを見ると、脂漏生皮膚炎が良くなったという口コミが沢山出てきた。こんなところに、医者も製薬会社も知らない治療法があったのかと驚いた。そして私もこの二つを使用してみるみる症状が減っていき、1ヶ月後には脂漏生皮膚炎の症状がほぼなくなった。
脂漏生皮膚炎の肌で起こっていること
脂漏生皮膚炎の原因菌マラセチアは、皮脂を栄養源とするので、皮脂が増えると増殖し、肌に炎症を起こす。すると、肌を守るために皮脂がさらに分泌される。
この循環を助長する菌がある。黄色ぶどう球菌だ。黄色ぶどう球菌は傷口で繁殖するので、肌が荒れて、肌に無数の傷ができると増殖する。黄色ブドウ球菌も肌に炎症を起こす。そして、マラセチアと黄色ブドウ球菌のダブルで肌を荒らしていく。
さらに、マラセチアも黄色ぶどう球菌も肌をアルカリ性に変えてしまう。健康な肌は弱酸性で、表皮ブドウ球菌が多く存在し、天然保湿因子のセラミドを産生する。
肌がアルカリ性になると、表皮ブドウ球菌が減り、セラミドが減って肌が乾燥し、肌は乾燥から守ろと皮脂をさらに分泌し、それを餌にしてマラセチアが増える、という悪循環に入ってしまう。
健康な肌に戻す
脂漏生皮膚炎から、健康な肌に戻すには、まず一度肌の常在菌を殺菌してリセットするのが早い。リセット方法は、アルコールや、真菌薬、次亜塩素酸などがあるが、一番殺菌力があり、抗体ができにくいのは弱酸性の次亜塩素酸だ。弱酸性の次亜塩素酸は雑菌だけでなく、表皮ブドウ球菌などの肌に良い菌も一旦殺菌してしまうが仕方がない。一度、リセットしてから、良い菌だけ繁殖しやすい環境を整えればよい。
肌に良い菌は弱酸性を好むので、肌をリセットしたら、すぐに肌を弱酸性に整える。さらに、マラセチアの餌となる皮脂は減らさなくてはならない。洗浄力の強い洗顔料で皮脂を洗い流すのは逆効果だ。無理に皮脂を落とすと、肌は乾燥から守るため、さらに皮脂を分泌してしまう。皮脂の分泌を抑えるには保湿が必要だ。保湿は油分や水分ではなく、セラミドで補うべきなのだ。セラミドは肌にもともとある保湿成分で、表皮ブドウ球菌が減ってしまった肌では不足している。肌が保湿されると次第に皮脂が分泌されなくなる。
次亜塩素酸水は肌に使用してもよい弱酸性のものを選ぶ。掃除用の次亜塩素酸水はアルカリ性で肌が荒れてしまうので、肌に使ってはいけない。薬局で「次亜塩素酸水ありますか?」というと、掃除用が出てきてしまうので、要注意だ。
皮膚科の治療に足りないもの
皮膚科の基本治療では、肌を弱酸性にすることと、セラミド補充が入っていない。これでは、マラセチアを殺菌しても、生き残ったマラセチアがすぐ増殖して、殺菌する前に戻ってしまう。
シャンプーや石鹸を急にやめてはいけない
私が脂漏生皮膚炎になったのは、洗顔を1週間しなかった後だ。
脂漏生皮膚炎になった人の声を見ていると、シャンプーや石鹸、洗顔料の使用を急にやめたことで発症したという声が少なくない。かつて、「湯シャン」など、シャンプーや石鹸、洗顔料を使わず水やお湯だけで洗うことを提唱した本が話題となった。それを実行したら、脂漏生皮膚炎になったという声が、口コミにいくつか見られた。
水やお湯だけで洗顔、洗髪できれば、お金も時間もかからず楽だが、急に止めるのは危険だ。これまでシャンプーや洗顔料、石鹸を使って毎日皮脂を落とすことに慣れていた肌は、急な変更に対応できず、当面はこれまでと同じ皮脂を分泌し続けてしまう。洗い落とされず顔や頭に残った皮脂が増えると、マラセチアが増殖してしまう。
洗顔などのスキンケア方法を変えるときは、急にではなく、少しずつ肌を慣らしながら、健康時の常在菌叢を壊すことなく、変更した方が良い。
※ 上記は私の体験の基づく私の考えであり、医学的根拠やエビデンスは確認していません。
※ 私が参考にしたブログは現在アクセスできません。


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