小さな滝が見える橋に、看板が設置されており、「ここから小石を投げて、滝壺に入ったら願いが一つ叶う」と書いてあった。投げやすいサイズの小石がザルに入っており、看板には1個百円と書いてある。
観光客がキャッキャと喜んでトライしている。距離や滝壺の大きさが絶妙で、3回ぐらいトライしたら1回は入りそうな、やる気をそそる難易度だ。
ほとんどの人が気づかず通り過ぎてしまうか、気づいても強い印象を残さないひっそりとした滝が、小石投げゲームをすることで人々の頭に強く刻まれ、楽しい思い出になる。
わざわざ百円払わなくても、ザルの石ではなく、そこらに落ちている石を拾って投げてもよいはずだが、この看板があるせいで、無料でトライするのは違法なことをしている気分になってしまう。ザルと看板を設置した人は、人が喜んでトライする姿を見て、さぞ嬉しいだろう。百円は、このゲームを考えて、ザルと看板を設置した人へのロイヤルティだ。ここにザルと看板がなかったら、楽しい思い出もできない。


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